【超健康】熱中症対策に暑熱順化トレーニングが効果的な3つの理由

  • 2018年8月10日
  • 2018年8月31日
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ご覧いただきありがとうございます。夏が大好きなイチロウです。

今年は全国各地で過去の最高気温を更新するとても暑い夏になっています。テレビでは天気予報士に、

「危険な暑さ」

「熱中症に注意!」

「水分補給をこまめする」

「エアコンを活用する」

などのセリフを何度も聞かされました。

しかし、エアコンが備わっている環境や常に水分補給できる状態にあればよいですが、災害現場で働く消防士などの環境はその真逆になります。ぶ厚い生地の防火衣を身に着け消火活動や救出活動をしていますよね??

「あの方たちは熱中症にならないの?」

「鍛えて体力があるから暑さにも強い?」

など疑問に思いませんか?

 

そこで!

 

今回の記事は、夏場の過酷な環境下でも消火・救出活動をしなければならない消防士が、熱中症予防についておこなっているトレーニングについてご紹介したいと思います。宜しくお願いします。

消防士でもやっぱり暑い

日ごろ鍛えている消防士でも防火衣と防火帽を身に着けた状態のまま、夏場の暑い環境下で活動することは大きな熱ストレスがかかり、熱中症を誘発する確率が高いと考えられています。

 

そりゃそうですよね。消防士の方も同じ人間ですから、同じように真夏の時期は暑いと思います。

 

私も防火衣を着て訓練したことがありますが、夏場の訓練はサウナスーツを身にまとっているようなものです。防火衣の中に熱がこもりハンパなく暑いです(;’∀’)。

(引用元:部長ブログ

豆知識建物火災の室内温度は5~10分後には500℃に達し、1時間後には1000℃近くに上昇すると言われています。建物の周囲はかなり熱くなります。

暑熱順化トレーニング

消防士の方は尋常じゃない暑さに慣れるために「暑熱順化トレーニング」をおこないます。聞きなれない言葉だと思うので、以下に説明していきます。

 

POINT暑熱順化とは徐々に身体を暑さに慣れさせることです。人間のからだには、季節の温度変化に適応する能力が備わっており、トレーニングすることで汗をかきやすい体質に変化させ、体温が上手く調節できるようになります。

消防士は温度変化に順応できる能力を鍛えるために、梅雨入り前の4~5月から「暑熱順化トレーニング」を開始し、夏場の暑さに適応するための準備をおこないます。

暑熱順化トレーニング内容

暑熱順化のトレーニング内容を簡単に説明すると、身体に暑熱負荷(防火衣を着装)をかけた状態で運動負荷をかけます。

トレーニングの項目

トレーニング項目は防火衣や空気呼吸器を着装した状態で以下の運動をおこないます。

  • 踏み台昇降
  • ランニング
  • 消防活動訓練(ホースを延ばしたり消火資機材を担いで階段を登ったり、実際に災害現場で行う作業)

 

POINTトレーニング項目をみると最新の対策があるわけではなく、泥臭いトレーニングをこなし人間本来の暑さに順応する能力を鍛えていくのですね。

暑熱順化トレーニング3つの効果

  1. 発汗しやすい体になる
  2. 汗の質が変わる
  3. 体力・心肺機能の向上

 

暑熱順化トレーニングをおこなうことで3つの効果が得られます。以下に説明していきます。

①発汗しやすい体になる

防火衣を着てトレーニングすることで、大量の汗をかくため汗腺機能が鍛えられ、夏場に素早く発汗できる体質になります。そうなると体の熱を効率的に放出することができるため、活動時間の幅を広げることができます。

 

豆知識汗の重要な役割は体温調整です。夏場の暑い時期はもちろん運動やカゼなどの発熱で体温が高くなった時に発汗は起こります。汗の水分が皮膚の上で蒸発するときに熱が奪われる作用(気化熱)で体温を調整します。よって汗をスムーズにかける体質は体温調節もスムーズにできます。

②汗の質が変わる

汗腺機能が発達し汗を効率よくかけるようになると、悪い汗と言われるベタベタ汗からサラサラ汗に変化します。

ベタベタ汗の原因は、汗の中にナトリウムなどのミネラルが多く含まれているため、乾いた際にベタつくのです。このベタベタ汗が悪いと言われる訳は、体に必要なナトリウムやミネラルをムダに排出していることにあります。

しかし、暑熱順化トレーニングで汗腺機能を鍛えることで、汗腺がナトリウムやミネラルを再吸収する働きをし、ナトリウム・ミネラルを除いたサラサラ汗をかくことができる体質に変化します。

 

豆知識海で泳いだ後に体がベタベタなるのは海水には多くのナトリウムが含まれているからです。サラサラ汗なら乾いた後もサラサラ~♪ニオイもしませ~ん!(^^)!

③体力・心肺機能の向上

防火衣を着装した状態で負荷の高いトレーニングを繰り返しおこなうことにより、人間は過酷な状況下でも順応できるように進化します。

具体的には心拍数を制御・体温の低下・血流量の増加を見込め、暑熱下では熱中症になりづらく消防活動時間を延ばすことができるということです。

 

「人間は過酷な状況に順応できるように進化する」のは私が身をもって証明できます。夏場でも熱中症などどこ吹く風でランニングしてます。サラサラ汗をかきまくってる様子は関連記事になります(^^♪

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最後に。

消防士達が、夏場の災害現場で熱中症にならないようにおこなっている「暑熱順化トレーニング」についてご紹介しました。

過酷な環境の災害現場で熱中症にならないためには、汗腺を鍛えて、質のいい汗をサラサラとかける体質に変えることでした。そうすることで、暑さに強い体を手に入れることができます。

逆をいえば、エアコンに頼り過ぎる現代の生活は汗をかく機会を失うこととなり、人間に本来備わっている季節に順応できる能力を退化させているのかもしれませんね。

夏場の暑い時期は何もやりたくない気持ちになりますが、ランニングやジョギングをして汗をかく機会を増やすと、サラサラ汗が出やすい体質になり熱中症対策と健康な体を手に入れられますよ!

 

いつまでも若々しくパワフルに!

 

最後まで読んでいただきありがとうござしました。

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