こんにちはイチロウです。
2017年11月12日(日)30周年記念大会の揖斐川マラソンが開催されました。
わたしのフルマラソン初チャレンジはいびがわマラソンだったので、この大会にはすごく深い思い入れがあります。レース終盤は脚が前に出ず、苦しみながらゴールしましたが、とても良い経験をさせていただきました。
今記事では、実際に42.195㌔を完走した私が、いびがわマラソン特有のアップダウンコースの攻略や、大会の醍醐味についてお話しします。
体験談を踏まえた内容です。初めて出場する方やサブフォーを目指す方には役立つと思いますので、参考にしてみて下さい。
また本文最後に「75歳双子兄弟30回連続で揖斐川マラソン出場へ」の熱い記事もご紹介しています。人生の先輩から元気をもらえる内容なので、よかったらご覧ください。
いびがわマラソンとは?
揖斐川マラソンを一言で表すなら、この3つに集約されると思います。
- アップダウンがきつい…
- とにかく景色がいい
- 地元の方の応援がハンパなくスゴイ!
以下に、詳しく説明していきます。
① アップダウンがきつい
コースのほとんどが山の中を走る非常にタフなコースで、高橋尚子さんが「日本一ハードなマラソン大会」とコメントしたことで話題になった大会です。コース高低図にも「大変厳しいコースです十分準備をしてご参加ください」と掲載されるほどです。
約130mという高低差は小さい山を登るようなものです。ペース配分を考えずに前半からガンガン飛ばし過ぎると、後半地獄をみることになりますのでペース配分が重要になります。
② とにかく景色がいい
とにかく景色のいいコースです。このダムを生で見たときは超感動しました!(^^)!
絶景ポイントの1つである「揖斐峡大橋」です。フルマラソンではコースの一部としてこの橋を渡ります。
開催時期が紅葉と重なるため、コース全体に素晴らしい景色が広がります。
③ 地元の方の応援がハンパなくすごい!
わたしは過去にいびがわを含めフルマラソンに5回参加していますが「いびがわマラソン」は沿道からの応援がハンパなく凄いです。
初マラソンでバテバテだった私が完走できたのも地元の方の声援のおかげだと思ってます。感謝!
動画のエイド隊は個人ボランティアの協力者です。このような方が沢山いらっしゃいます。
フルマラソン初挑戦
私の揖斐川マラソンの記録です。
距離 | タイム |
---|---|
10㌔地点 | 50分37秒 |
20㌔地点 | 1時間44分26秒 |
折り返し地点 | 1時間50分28秒 |
30㌔地点 | 2時間47分15秒 |
40㌔地点 | 4時間01分50秒 |
ゴール | 4時間17分27秒 |
フルマラソン初挑戦だったこともあり、ペース配分を意識せずに前半上り坂を平坦と同じペースで走りました。折り返しまで1時間50分と順調に通過し、気持ち良く走っていたら後半いきなり脚に異変が・・・?!
あれ!?
足が動かないっ!
「ピタっ」と足がとまります…(◎_◎;)??
スタート直後から折り返し地点までだらだらと続く上り坂を、ペース配分を考えずにガンガン飛ばしていたため、脚に蓄積されていた疲労が一気に悲鳴を上げたんですね…。
そこからは、超スローペースにして回復を待ちます。後半は下りがメインなので、下る最中は坂に身を任せて惰性で進みました。
しかし、時折現れる上り坂が壁のように見えて何度も心が折れそうになるんですね。「レース後半の下りが揖斐川マラソンの最大の難敵」と言われるのもこの辺りが由来なのかも知れません。
私のようにならないためのアップダウン対策は重要になります。
アップダウンを制する4つのポイント
1.焦らない
アップダウンを制する4つのポイントを説明していきます。
スタート直後はランナーが多いのと道幅が狭いので、かなりのスローペースになります。その団子状態が徐々にばらけてきて走りやすくなりますが、ここで遅れを取り戻そうと焦ってペースアップすると僕みたいに後半バテてしまいます。
POINT団子状態がばらけてきてペースアップしたいところは、前半のダラダラ続く上り坂なので、ペース配分(飛ばし過ぎ)に注意しましょう。
初出場の方や、サブフォーを狙いたい方なんかもペースを上げたくなると思いますが、ぐっと我慢して前半20㎞までは意識して抑えましょう。このコースは上った分、後半楽できるので、前半は抑えて脚を残して置いた方が無難です。
2.リラックスして走る
前半の長い上り坂が視界に入ると緊張感が高まります。そうなると無意識に肩に力が入り上体が硬直してしまうんですね。その状態で走ることは余分に体力を消費してしまうのでリラックスして走ることが重要となります。
そのためには、肩の力を抜いて深く息をしましょう。視線は坂の頂上をみると気持ちが折れますから、3~5メートル先を見ます。軽く前傾姿勢で走ることを心がけましょう。
3.下りは歩幅を小さく
前半上った分、下りは楽ができると書きましたが、勢いよく下ると着地衝撃が蓄積され、脚をやられる可能性があります。歩幅を小さめにする走りがレース後半のポイントと言えるかもしれません。
4.地元の声援を味方につける
地元の声援なんて…と思うかもしれませんが、この大会の応援度数は今まで参加した中ではダントツです。ハードなコースですが「またいびがわに出たい!あの大声援を味わいたい!」という、リピーターも多くいるのも事実です。
私のレース後半は、足が前に出ず、棄権したいぐらいつらい場面がありました。しかし、そんな時に地元の大応援団の声援を受けると「あと少し頑張ろう、次の電柱がみえるまで走ってみよう」と、力が湧いてくるのです。
42.195㌔は長くつらいですが、地域一丸となった大声援の中、元気をいただける体験が出来ます♪
75歳双子兄弟30回連続で揖斐川マラソン出場へ
75歳双子兄弟30回連続完走へ
名古屋で縫製業を営む深見さん兄弟は2017年11月開催「いびがわマラソン」に、双子揃って30回連続出場および30回連続完走を目指す75歳のナイスミドルズです♪
お二人の写真を拝見するとお若い!やはりいまだにフルマラソンに挑戦するだけありとてもお元気に見えます。
そんな二人が最初のスタートラインにたったのは45歳。仕事内容が座って作業をする時間が長いので健康のために始めたそうで「もう1回」と言い続けているうちに30回になったそうです。
奥さんも双子姉妹!
45歳でフルマラソン初チャレンジは衝撃でしたが、更に驚いたのはお二人の奥さんも双子姉妹なんです(”Д”)!?
ナイスウィメンズのお歳は69歳。写真を見ると若々しく元気に見えます!それもそのはず「いびがわマラソン」過去29回中、10回は4人一緒に出場しているスーパーカップルなんですから。
50歳前後は3時間台
ナイスミドルズの50歳前後の頃は3時間15分台で走り「サブスリー」達成も見えたそうですが、ここ数年は4時間半が限界みたいです。
しかし、いまだに4時間台で走れるのは、毎日二人で家の周辺を10㎞以上走る努力しているからなんですよ。素晴らしい!
体力の続く限り走る
中学3年生のお孫さんからは「大会に参加できる18歳になったら3人で一緒に走ろう」と誘われているそうです。二人曰く、健康のために始めたランニングが二人の生きがいになった。体力の続く限り走り続けるとの力強いお言葉でした。
今年も例年通り大会1か月前におそろいのシューズを新調して大会に挑むお二人をご紹介しました。45歳でフルマラソン初挑戦したお二人とその奥様’Sにはとても勇気をいただけました。ありがとうございます。
最後に
高橋尚子さんが「日本一ハードなマラソン大会」といった「いびがわマラソン」を紹介しました。
この大会に一度参加すると「また揖斐川に帰りたい」と仰るリピーターは多いそうです。75歳双子の深見さんも30回連続出場するぐらい、揖斐川に魅了されているんですね。
私も魅了された1人です。初出場する方や、サブフォーを目指す方!無理をせず、素晴らしい大会を楽しみましょう!地域一丸となった大声援を背に走る揖斐川は、マラソンの良さを再認識させてくれますよ!
最後まで読んで下さりありがとうございました。